- 2025.10.22
- RACEREPORT
【レースレポート】D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 21Group カップ 東福寺保雄記念

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第6戦 21Group カップ 東福寺保雄記念 概要
| 日程 | 2025年10月18日(土)-19日(日) |
|---|---|
| 開催場所 | オフロードヴィレッジ(埼玉) |
| 主催 | (有)うず潮レーシング |
リザルト
■IA1クラス
| ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝ヒート1 | 決勝ヒート2 | 決勝ヒート3 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10 | 内田 篤基 | 6位 | –位 | –位 | 6位 | 21位 |
■IA2クラス
| ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝ヒート1 | 決勝ヒート2 | 決勝ヒート3 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 34 | 松木 悠 | 10位 | 18位 | 20位 | 21位 | 22位 |
| 35 | 今岡 駿太 | 11位 | 21位 | 22位 | 22位 | 24位 |
■IBOPENクラス
| ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝ヒート1 | 決勝ヒート2 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 島袋 樹巳 | 4位 | 10位 | 2位 | 4位 |
■LADIESクラス
| ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝 |
|---|---|---|---|
| 10 | 松木 紗子 | 4位 | 13位 |
レースレポート
いよいよ2025年の全日本モトクロス選手権も終盤となりました。
第6戦は第3戦と同様のコース、オフロードヴィレッジにて開催。
決勝日は午後に一時的に雨が降るものの、マディまではならない滑りやすいコンディションとなりました。
IA1、IA2クラスの決勝は、15分+1周の3ヒート制で実施されました。
IA1決勝
ヒート1のスタートはうまく決まり、2番手で最初のコーナーの混戦を潜り抜け、オープニングラップで3番手。トップ走行の選手を追うものの、3周目にリズムセクションで飛距離が不足しショート。その際に着地で激しくクラッシュし、リタイアとなりました。
ヒート1の転倒の影響で身体に問題はなくヒート2に臨みました。ヒート2はホールショットでレーススタートしましたが、ラインミスから後続2台に抜かれてしまいます。このタイミングでフロントホイールの振れに気付きましたが、なんとか耐えながら6周目は5番手を走行。しかし、徐々に振れが大きくなり最後は走行不可能となり、悔しくもリタイヤとなりました。
ヒート3は直前の雨でメタルが濡れており、スタートでスリップしてしまいました。
大きく出遅れ、1コーナーは15番手で通過。オープニングラップで少し挽回し9番手まで浮上。濡れた路面でラインも限られる中で何とか6番手まで追い上げ、5番手を追いかけるものの時間切れで6位フィニッシュでした。
【内田篤基コメント】
今大会、マシンも身体も調子よくしっかりとした準備で臨みました。ヒート1も調子良く乗れていましたが転倒。ヒート2はマシントラブルで落としてしまいました。ヒート3はスタートが悔やまれますが、走りとしてはすごく良かったと思います。ここ数戦結果に繋がらないレースが続いていますが、その中でも走りはすごく良い状態にあると思うので、何が足りないのか考え直す必要があると思います。
次戦は最終戦となります。2週間しか期間が無いのでやれる事は限られると思いますが、先ずは事前練習でマシンのセッティングをしっかりと決める事を最優先して、メンタル的にはもう少し余裕を持つ事でここ数戦で繰り返しているミスは減ると思いました。レースの中で行かないといけないというメンタルはもちろん大事ですが、引くところは引くなど、気持ちに余裕を持てばリスクも減らせるのではないかと今回思いました。なかなかレースの中でそのメンタルにする事は難しいと思います。日頃の生活からも繋がっている部分はあると思うので普段から気持ちに余裕を持つ意識で過ごす事もやってみます。



IA2決勝
松木悠はヒート1でスタートのクラッチミートが上手く決まり1コーナー10番手、1周目の混戦をうまく抜けることができず2周目は13番手まで後退。その後も攻めきれず、徐々に後退してしまい18番手でゴールしました。
ヒート2は雨に降られ、メタルが濡れていて滑ると予想していたが、対応しきれず滑ってしまい出遅れて1周目は26番手。前半はペースも良く毎週順位を上げて20番手でフィニッシュしました。
ヒート3もスタートで滑り1周目21番手でスタート。
前半はコース路面やラインに対応できず苦戦して23番手まで後退。ラスト5分のタイミングでコースラインを掴みペースを上げて2人抜き、21番手でゴールしました。
今岡のヒート1はスタートで他ライダーと接触があり、最下位に近い位置からのオープニングになりました。
追い上げも難しく、21番手でフィニッシュ。
ヒート2はスタートで出遅れオープニングラップで25番手。
ヒート1とコースや路面状況が大幅に変わっており、苦戦を強いられました。
ライン取りのミスやイン側から抜かれたりと対応が難しく22番手でゴールしました。
ヒート3はスタートのクラッチミートが良く、前に出ることができましたが、1コーナーでの対応が決まらずオープニングラップでは中盤辺りを走行。必死の追い上げをみせますが、ペースを上げることができず、追い下げのレース展開で結果は22着となりました。
【松木悠コメント】
今大会はタイムアタック予選からコース路面やラインに苦戦して実力不足で決勝ヒートに改善する事ができませんでした。決勝ヒート1では、熱量のある走りができませんでした。決勝ヒート2、3でのスタートメタルの滑りミスでは、改善点が分からず不甲斐ないスタートでした。
「自分のリミッターを外す」という事に向け、速いライダーを追いかけ、その中で得られた内容をレースで使えるような取り組みをします。次戦もスタートがメタルなので、今回のオフビで何故滑ったのかを追求し最終戦は結果をまとめます。
【今岡駿太コメント】
前回に続いて納得のいくレースではありませんでした。
今回のレースはプラスに考えて、何が悪かったのか明確に分かったので、それを考えながら練習し、レースで発揮出来る様頑張ります。
スタートで前に出られたら様々なレース展開が増えるので、まずは前に出て戦う事を一番に考えたいと思います。それに加えて乗り込みも行っていきます。




IBOPEN決勝
ヒート1はスタートで出遅れてしまい、追い上げに徹していましたが、2回転倒があり追い上げることができませんでした。クリアできないジャンプがあり、そこでトップ集団との距離を広げてしまい結果は10位着となりました。
ヒート2では、スタートが上手く決まり、1周目からトップを走行。一度転倒があり、後半は守りに徹してしまい、ラスト2周というところで後続に抜かれて2位フィニッシュ。表彰台を獲得しました。
【島袋樹巳コメント】
前回のレースから連勝できていたので 勝ちたかったのですが、両ヒートとも自分のミスでの転倒などで勝つこともまとめることもできなかったです。しかし、学ぶことが沢山あったレースだったと思います。次戦勝てるように切り替えていきたいと思います。
次戦がいよいよ最終戦になるので、ポイント差もトップと2ポイントと縮まりましたが、考えすぎると今回のレースのように硬くなると思うので、残り2ヒート勝つことだけを考えて2週間全力で取り組みたいと思います。


LADIES決勝
スタートで出遅れてしまい1コーナー14番手辺りを走行。必死の追い上げで1周目8番手、3周目で7番手、4周目6番手と順調に順位を上げていきました。4番手まで見えている状況で、勢いのまま5番手をプッシュし、距離を詰めていきましたが、最終コーナで転倒。17番手まで後退してしまいましたが、後半の追い上げで13番手でフィニッシュしました。
【松木紗子コメント】
予選からマシンもライダーも絶好調でした。決勝で転倒するまでは勢いもあり、スタートで出遅れても着実にパスしていくところは、今大会の成長した点だと思います。ですが、勢いと焦りが走りに出ていて少し冷静さを失っていたことが反省点でした。少し落ち着くことも大事だと感じたレースでした。
最終戦まで残り1回しか練習することが出来ませんが、気持ちだけは絶対に負けないようにもっと自分の走りに自信を持って挑めるように準備をします。
1週間で変わることは難しいかもしれませんが、今シーズン最後のレースなので悔いなく終わる為、今までやってきたことを着実にこなしていきます。
次戦も応援よろしくお願いします。


パドックにはYogiboクッションやPIRELLIタイヤが設置されています。
Yogiboクッションは座るのも大歓迎ですので、ぜひお越しください。
