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【レースレポート】D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第7戦 第63回 MFJ-GP モトクロス大会

【レースレポート】D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第7戦 第63回 MFJ-GP モトクロス大会

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第7戦 第63回 MFJ-GP モトクロス大会 概要

 

日程 2025年11月1日(土)-2日(日)
開催場所 スポーツランドSUGO(宮城)
主催 ㈱菅生 /(一財)日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)

 
 

リザルト


■IA1クラス

ゼッケン ライダー 予選 決勝ヒート1 決勝ヒート2 総合
10 内田 篤基 4位 6位 7位 7位


■IA2クラス

ゼッケン ライダー 予選 決勝ヒート1 決勝ヒート2 総合
34 松木 悠 10位 20位 27位 23位
35 今岡 駿太 8位 22位 24位 22位


■IBOPENクラス

ゼッケン ライダー 予選 決勝ヒート1 決勝ヒート2 総合
2 島袋 樹巳 1位 11位 7位 10位


■LADIESクラス

ゼッケン ライダー 予選 決勝
10 松木 紗子 5位 8位

 
 

レースレポート


2025年の全日本モトクロス選手権の最終戦。
スポーツランドSUGOにて開催されました。
 
天候は晴れ時々曇りで、一部ぬかるみが残る部分もありながら、ほとんどドライコンディションでした。
IA1、IA2クラスは25分+1周の2ヒート制で実施されました。
 

IA1決勝

 
ヒート1のスタートは出遅れてしまいましたが、1コーナーで上手くインに付いて抜け出す事ができ、3番手に浮上。オープニングラップの深い轍のセクションで前車がストップし、内田もストップ。その隙に後続に抜かれてオープニングラップは7番手。そこからペースを掴むことができず、6位でフィニッシュしました。
ヒート2もスタート直後バランスを崩し大きく出遅れてしまいました。オープニングラップで上手く前にでて7番手。3周目に単独で転倒してしまい、8番手に後退しました。そこからペース良く終盤までに5番手まで追い上げるものの、残り3周で再度転倒があり、7番手までポジションダウン。最後は前方車両の直後に迫りましたがあと一歩届かず7位でフィニッシュしました。
 
【内田篤基コメント】
今回は前回大会から2週間と期間が短く、前戦の転倒からあまり乗り込めないまま臨む形になりました。不安は多少ありましたが、身体は問題なく、事前にマシンの確認も出来ていたのでやる事をしっかりやって自信を持って臨みました。
予選からマシンもライディングも好調で良いイメージを持って決勝に備えました。予選日は金曜晩の降雨でコース温存の為にショートカットとなりました。決勝日はフルコースとなりましたがショートカットされていたセクションはまだ柔らかくマディコンディションでした。決勝はそこでかなり苦戦してしまいました。
ヒート1は前のライダーと距離を詰めれる所がありましたが、マディセクションでのライン取りが悪くそこで離されてしまう苦しい展開でした。ヒート2はスタートが悪い中で上手く追い上げが出来ていましたが、マディセクションで2度も転倒してしまいました。
今大会はラインが多く難しいコースでしたが、その中でも速いラインを上手く見極めて走れた部分は良かったです。そのような力は少しずつですが付いてきていると感じました。
また来年に向けて自分の足りない事をシーズンオフの練習やトレーニングに取り組んでいきます。
今シーズンの応援ありがとうございました。
 

 

 

 

IA2決勝

 
松木悠はヒート1のスタートで、調子よく出ましたが1~2コーナーでの混戦で上手く抜ける事ができず、1周目 20番手。その後は荒れたコンディションやライン取りに対応できず、中々ペースが上がりませんでした。中盤でリズムを掴み、ペースを上げて2人抜くことができましたが、5番コーナーでフロントが外に流れて転倒しました。20番手で復帰してそのままフィニッシュしました。
ヒート2の1周目は30番手で、全力で追い上げ21番手まで上がりました。5コーナーの侵入で転倒してしまい、 29番手で復帰。その後も残り7分のところで、7コーナーで転倒し29番手、ラスト3周で2人パスし27番手でフィニッシュしました。
 
今岡はヒート1のスタートで思うように決められず、16番手付近でオープニングラップを通過しました。
少しずつ順位を上げていきましたが、追い上げの最中にバランスを崩し、1度目の転倒がありました。
すぐに再スタートを切ったものの、ポジションを少し落としてしまったレース中盤に再び小さなミスから転倒。2度目の転倒により、順位を大きく落とす結果となり、22番手でゴールしました。
ヒート2はスタート直後、ギアチェンジが上手くいかず、20番手でオープニングラップを通過しました。
オープニングラップを終えた後は、徐々にペースを上げ、ポジションを次々と上げていきましたが、レース中盤に差し掛かるところで、ペースを維持できなくなり、24番手でフィニッシュしました。
 
【松木悠コメント】
今大会は良い所が無く今シーズンで1番良くない成績でした。スタートがとにかく出れずレースというレースが出来ていないです。2ヒート目はペースが上がって来たくらいでいつも以上のスピードを出しオーバースピードで転倒という場面が多かったです。普段の練習でオーバースピードで攻めきり自分が思っている以上のスピードで練習をすることが大切だと1番この大会で理解しました。どのレースを振り返ってもあと2~3秒あったら上で戦えると感じました。来季に向けてそこを強化して行きます。
今季シーズン、応援していただきありがとうございました!
今までの練習タイムのプラス2~3秒アップして行くために、普段の練習から自分が思っている以上のスピードでコーナーに侵入し自分のリミッターを外すような練習に取り組んでいきます。そしてストロングな身体向上をトレーニングで作り上げていきます。
 
【今岡駿太コメント】
今大会のレース両ヒート共に散々な結果で終わりました。コース攻略が全然出来なく最後まで苦戦しました。
後半になると体力が落ちてしまい、追い下げのレースとなってしまいました。
次戦は来年の開幕なのでそれまでにスピードを上げて、今年よりももっと前で戦える様に反省点は沢山ありますので、練習とトレーニングでは強靭な身体を作り上げていこうと思います。
シーズンオフ乗り込んでいきます。
応援ありがとうございました。
 

 

 

IBOPEN決勝

 
ヒート1はスタートを決めることができず、出遅れてしまいました。しかし、序盤のペースがよく、中盤には3番手まで浮上。2位のライダーとの差も詰めてプッシュしていましたが、ラスト3周でクラッシュしてしまいました。その後再スタートするものの、11番手まで下がってしまいそのままゴールしました。
ヒート2もスタートを決めることができず、ほぼ最後尾からの追い上げのレースとなりました。3周目あたりで転倒してしまい、追い上げることができず、順位は7位でした。
 
【島袋樹巳コメント】
最終戦でチャンピオン争いをしていたので、すごく大事なヒート1でクラッシュしてしまい、大きく落としたことがすごく悔しく思います。もう少し落ち着いてレースをしていたらもっと違う展開になったと思いますし、反省点だと思います。ですが、両ヒートとも攻めた走りをできたのでよかったと思います。
来シーズンに向けて今年は悔しい2位で終わりましたが、学んだことはすごく多い一年だったと思います。
シーズンオフで、もっとレベルアップできるように日々努力していきたいと思います。
IA2クラスで目立つ走りをしていきます。
今シーズン、応援ありがとうございました。
 

 

 

LADIES決勝

 
スタートは予選と同様の位置で良くも悪くも1コーナー10番手辺りの位置につけ、オープニングラップは混戦が続き1周目8番手。2周目以降、6番手を必死で追いかけるものの、中々パスできる距離まで届かず、5周目の6連ジャンプで後方に距離を詰められ1台パスされてしまいました。その後、11コーナーで1台追い抜き、そのまま最後まで走行し8番手でフィニッシュしました。
 
【松木紗子コメント】
最終戦は悔いなく楽しむことを第一で考えていました。
結果はあまり良くはありませんでしたが、悔いは残っていないです。
SUGOのコースは少しずつ克服できていますが、まだまだ攻略しないといけないところは沢山あります。
前半のペースを後半でも活かせていたらもっと前へ行けたと思います。
2025年、『表彰台に立つこと』『シリーズランキング6位以内』 という2つの目標を持ってシーズンオフから今まで頑張ってきました。その2つの目標を達成することが出来たので良かったです。
2026年の目標は『勝つこと』『シリーズランキング3位以内』です。目標が更に上がったということは成長した部分もあるけれど、今以上に頑張らないといけないと思います。
ですが目標は高く持ち、またシーズンオフはスキルアップ、トップスピードを付けていけるように頑張っていきます。今年一年間ありがとうございました。
 

 

 

【小橋監督コメント】
今大会は、最終戦ということもあり、今年取り組んできたことを悔いのないように出し切ろうとチーム全体でミーティングをしました。
IA1クラスの内田は、気持ちの部分で余裕を持って挑めたレースでした。追い上げ途中の転倒が悔やまれますが、世界チャンピオンと同じ舞台で戦えたことが今後のレース人生にとてもプラスになったと思います。
ランキングは5位で終わりましたが、良かった時も悪かった時も、来期に向けて立て直してくれると思います。
IA2クラスの松木と今岡は、両ヒート、スタートミスからの追い上げ途中に転倒もあり、残念な結果で終わりましたが、現状がライダーの実力と認め、来年は上位と戦えるよう、このシーズンオフ取り組んでいきます。
IBクラスの島袋は、チャンピオン争いをしましたが、両ヒート転倒によるところでポイントを落としてしまいチャンピオンを獲得することは出来ませんでしたが、ベストタイムを出すなど、攻めた結果なので、この悔しさを来年IA2クラスで、挑戦者の気持ちでぶち当たっていってほしいです。
レディースクラスの松木は、優勝を目指しての強い気持ちで最終戦に挑みましたが、スタートの出遅れからペースが上がらず、実力を発揮できないまま終わってしまいました。来年に向けて、また勝つにはどうしたら良いのか計画を立てて準備していきます。
今年1年間、チームの応援本当にありがとうございました。