- 2025.09.25
- RACEREPORT
【レースレポート】D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第5戦 近畿大会

D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2025 第5戦 近畿大会 概要
日程 | 2025年9月20日(土)-21日(日) |
---|---|
開催場所 | 名阪スポーツランド(奈良) |
主催 | 名阪スポーツランド/全日本モトクロス近畿大会実行委員会 |
リザルト
■IA1クラス
ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝ヒート1 | 決勝ヒート2 | 決勝ヒート3 | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | 内田 篤基 | 4位 | 5位 | 7位 | 4位 | 4位 |
■IA2クラス
ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝ヒート1 | 決勝ヒート2 | 決勝ヒート3 | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
34 | 松木 悠 | 8位 | 9位 | 11位 | — | 10位 |
35 | 今岡 駿太 | 11位 | 16位 | 18位 | — | 16位 |
■IBOPENクラス
ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝ヒート1 | 決勝ヒート2 | 総合 |
---|---|---|---|---|---|
2 | 島袋 樹巳 | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
■LADIESクラス
ゼッケン | ライダー | 予選 | 決勝 |
---|---|---|---|
10 | 松木 紗子 | 2位 | 3位 |
レースレポート
約3ヵ月間のサマーインターバルが終わり、チームの地元大会である近畿大会が開催されました。
決勝日は比較的涼しい時間も多く、路面はドライコンディション。
IA1は、15分+1周の3ヒート制で実施されました。
IA1決勝
ヒート1のスタート直後、オープニングラップの際に他車と接触し、エキパイがへこむトラブルが発生。
しかし、スタート進行のトラブルで赤旗中断となり、再スタートすることになりました。
車両の修復が間に合わずそのままリスタートし、スタートは5番手。凹んだエキパイの影響でマシンのエンジンパワーが上手く出ず、前を追いたい気持ちはあるがペースが上がらない状況でそのまま5位でゴールしました。
ヒート2はスタート4番手からオープニングラップで3番手に浮上。好調なペースで走行していたが3周目にバランスを崩し単独転倒。8番手まで後退し、そこから追い上げていくが、ペースを戻すことができず7位着。
ヒート3はスタート5番手からオープニングラップで2台パスして3番手に上がり、ヒート2の反省を活かした思いきりの良いライディングで走行。3周目にイン側の土手に引っかかりロスが発生し、その隙に1台パスされて4番手に後退。再びペースを戻してレースを続行するものの、前との距離が縮まらずそのまま4位でフィニッシュしました。
【内田篤基コメント】
夏のインターバルの取り組みとして、新しいコーチに依頼をしてライディング面を見てもらいました。コーチと新しい考え方を取り入れて、名阪に通い走り込んできました。その成果もあって2週間前に行われた近畿選手権(今大会前哨戦)ではフルメンバーではありませんでしたが、マシン、ライディング共に好調を確認できて非常に良い仕上がりで今大会に臨みました。
迎えた今大会、土曜日の予選前に行われる練習走行でタイムを出しにプッシュしてた際にジャンプで転倒し手首を痛めてしまいました。幸い大きな怪我ではありませんでしたが、その日の予選と翌日の決勝と痛みを抱えたままのレースとなりました。
痛み止めとテーピングで何とか各ヒートスタートしましたが、ペースが良くても継続する事が出来ずに各ヒート後半苦しい展開でした。調子が非常に良かっただけに凄くストレスに感じました。
ただ、その中でも出来る事を考えて、それが出来た事はポジティブに捉えていけると思います。
次戦は約1ヶ月後となります。先ずは今回痛めた所をしっかりと治すことと、その期間でこの夏かなりの高負荷で取り組んできた為、気持ち的にも少し休む期間を作って、また来月のレースに向けて準備を進めていきます。次戦もよろしくお願いいたします。
IA2決勝
松木悠はヒート1で1周目に10番手。その後にライン取りが良くなり中盤では8番手まで追い上げるも、後半はペースが上がらず苦しさを感じる走行となり、ペースを上げることができず9位でゴールしました。
ヒート2はスタートの出だしが好調でしたが、1コーナーでの進入が上手くいかず1周目は14番手。中盤で少しずつペースを掴み11番手でフィニッシュしました。
今岡のヒート1はスタートの出だしが上手く決まるものの、集団に埋もれて後方からの追い上げとなりました。
1周目のジャンプで接触転倒もあり最下位からのスタート。実力を出し切ることができない悔しいレースで、16位ゴール。
ヒート2もヒート1同様に追い上げのレース展開。少しずつ追い上げ、14番手まで上りますが、体力不足で攻めに出られず18番手でフィニッシュしました。
【松木悠コメント】
夏のインターバルは、マシンセットアップや乗り込みを積み上げて行き、それが今年の目標であったトップ 10に繋がりました。あと2戦は、更に上位で結果をまとめて行きます。
次戦に向けて、スタミナ面を強化するため、ヒート練習の乗り込みトレーニングでは有酸素を強化し追求していきます。
【今岡駿太コメント】
今回のレース展開は両ヒート共にスタートの悪いレースで、追い上げのレースとなりました。
ヒート2は追い上げていきましたがペースが落ち、追い下げとなりました。ケガからの復帰で、乗り込み時間が足りていないことも理由の一つとして捉えています。毎戦何かしらの転倒があるのでそれをなくしていきたいです。
今大会で痛感した事は、転倒やミス、体力不足など色々ありました。
そこを次までに出来る事をやり、乗り込み重視で予定を組んで、次戦のレースに挑みます。
IBOPEN決勝
ヒート1は、ホールショットを獲得。後ろとの差を広げるように勢いよく走行するものの、中盤に転倒があり順位を落としました。その後、前方車両を抜き返し1番手の座を奪取し、フィニッシュしました。
ヒート2もホールショットでスタートし、後続車をどんどん引き離しリードを拡大。トップチェッカーで1位表彰台を獲得しました。
【島袋樹巳コメント】
今大会はチームの地元ということもあり、3ヶ月の夏のインターバルでとても乗り込んだコースだったの
で、自信もありましたし、自分の走りができれば勝てると思っていたので、序盤から落ち着いて自分の走
りをすることができたと思います。ですが、両ヒートとも後半で守りの走りになったり、転倒したりと、
改善点は沢山あったので次戦までに改善してより強くなりたいと思います。
LADIES決勝
ヒート1はイン側からスタートし、ホールショットを決めるものの、3コーナー目で1台抜かれ、オープニングラップは2位通過。その後も後続車両にインから攻められ、バランスを崩れて前半は5番手を走行。
後半に入り、前のライダーの転倒があり3番手まで浮上し、ラストラップで後方車両との接戦を勝ち抜き、今季2度目の3位表彰台を獲得しました。
【松木紗子コメント】
今大会は地元開催ということもあり、この夏のインターバル期間で自分に厳しくしました。
3ヶ月間しっかり名阪で15分ヒートを何回も行い、トレーニングも追い込み、荒れ方の研究やヒートで戦い抜く戦略法など、色々やってきました。
予選から好調で2位でトップタイムも出し、存在感を見せつけることができました。
決勝ではホールショットも決める事ができ、なんとかトップを維持したかったですが、3位で終わりました。
次は地元名阪大会です。
もう一度、表彰台に登ることができてホッとしている自分もいますが、狙っているところは初優勝なので残り
2戦、トップを目指してまた明日から頑張っていきます。
次戦もよろしくお願いします。
パドックにはYogiboクッションやPIRELLIタイヤが設置されています。
Yogiboクッションは座るのも大歓迎ですので、ぜひお越しください。